為替相場とは何か


 FXなどを行う場合には、通貨を銘柄にしているため、外国為替市場の為替相場を利用して投資取引を行います。
この外国為替市場は、世界中に点在している為替市場をインターネットなどを用い相互に連携させることで形成されている巨大な仮想電子市場となっています。

外国為替市場では、世界中の国や地域から発行されている通貨が売買取引されており、その取引高は、日本円に換算すると一日で530兆円を超えるといわれています。
この巨大市場において流通している通貨の7割から8割ほどは、ヘッジファンドや機関投資家などの投資取引を職業として行っている人たちの売買となり、その中に銀行や個人投資家など含まれることとなり、こうした取引きによる流通の事を投機筋と言います。

また残りの2割から3割の流通に関しては、輸出や輸入の貿易に使われ、こうした通貨の流通は実需筋と呼ばれており、いわゆるビジネスでの取引きになります。

こうした実態から、外国為替市場のほとんどは、通貨でほかのものなどを買うために利用するのではない、通貨で通貨を売買しその為替差損益を求めているものになり、利益を生み出すために外国為替市場に大量に通貨がつぎ込まれているというのが現在の状態となっているのです。

実需筋の取引きにおいては、主に基軸通貨であるアメリカの米ドルでの取引が主であり、国家間の売買取引である貿易では、米ドルにて決済が行われ、その米ドルを自国の通貨と売買にて交換することで、利益を自国の内部に入れるという流れがとられます。
これにより、輸出が盛んな国の通貨は価値が上がることになり、逆に輸入に頼っている国の通貨の価値は下がっていくことになるのです。

また、こうした米ドルと自国通貨の売買は、それぞれの国の決算期に行われることが多くなっており、この時期には為替相場のレート変動が大きくなることがあります。
このほかでは、世界中の国々に企業の拠点を持つアメリカは、12月の年度決済時期になると、その国で上げた売り上げをドルに換えて本国に送金するために、ここでも為替相場が大きく変動することが知られています。

このように巨大な通貨が流通している為替相場であるために、その全体の7割から8割に投機筋などがいることがあっても、例えば株相場のように、意図的に相場を変動させて操作をするような買い占めなどの市場操作を行うことは非常に困難であるといえます。
こうしたことから、外国為替市場の為替相場は、いわゆるプロの投資家であっても、予測をすることは難しく、そうした意味においては外国為替市場に参加するすべての投資家に対して、平等にチャンスがあるとも言えるのです。

為替相場のレート変動は、上昇か下降の常に一定の方向に動き続けることはなく、多少の急落や急上昇などの動きはみられるものの、その平均を追いかけていくと、細かな上下動を繰り返しながら、緩やかな派兵を動いて進んでいきます。
こうしたことから、上昇した相場は必ず下降しますし、下降した相場は必ず上昇します。

このような変動のきっかけの要因となっているものは、通貨を発行している国々の経済状況や政治動向、経済指標の内容、政策金利の発表、また、首相や政府高官、中央銀行総裁、経済界の要人などの発言にも、大きく反応することがあります。
これは、為替市場の7割から8割が、利益を求めた通貨売買であるという事の証拠にもなるのですが、こうした情報をいち早くつかみ取ることにより、多くの投資家が参加するFX取引きにおいても利益を上げることができるようになるのです。